あいやばば
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土地の話
2011-08-14 Sun 14:06
ナマステ!

 今年やっと建て始めた家ですが、土地は去年の3月に購入しました。 

その土地の購入にいろいろ紆余曲折が・・・・。

「やっぱ、家はさぁ。 広い土地で雑木があって、近くに川が流れてて・・みたいなところがいいよねぇ。」

「例えば?」

「たとえば? ・・・人里はなれたところになるだろうね、そんな環境は・・」

既に、ネットから有力な土地を候補に挙げていて、それは何れも500坪以上。

でも1000万以下。 坪単価5000円以下。 広いところでは10000m2っていうところもあった。

「ねぇ。 そんなところ・・除雪車入るの?」

「除雪車? さぁ・・どこも取り付いている道路は林道みたいな場所だなぁ。」

「そんなところ除雪車が入ってくれるわけないっしょ~~!」

「せめて、舗装されてて近所に農家でもあれば来るかと思うけど・・第一どうやって私が通うの?」

「それに、虫は多いし・・・熊がでそうじゃない!?!」

次々と否定の嵐。 だいたい自分の無知をこうまでさらけ出すと向こうも呆れて・・・。


 

何を隠そう、あいやばばは願わくば、決して細くない細君の庇護のもとに安心してプータロー人生を送るのが夢ですから、ここは細君の意見をないがしろに出来ないわけです。

「歳とって病院の世話になったとき、おいそれといけないよ。せめて近くに診療所くらいはないと・・・。」

「まぁ・・・たしかに・・・。」 

 これは約7年前の話です。

で、次にリサーチしたのは街まで10km圏内。 ここでいう街とは人口で言うと1万人前後、または病院があることとスーパーとか一通りの買い物が出来て、背後に山や渓流があること。

 なぜ山かというと・・・ときどき山菜採りやキノコ採りを楽しみたいから。
 なぜ渓流かというと・・・ときどきヤマベ(ヤマメ)釣りを楽しみたいから。

対象は北海道全土から旭川市から富良野までの間、南は苫小牧、千歳・札幌近郊都市(札幌市含む)小樽から美国あたりの積丹あたりまでとなったわけです。

いろいろ、「こんなところどう?」とかいって、写真と地図を見せますが“札幌命”的な都会派をくどき落とすにはまだまだ無理がありました。

そうこうしているうちに相当こちらも折れて、場所は札幌近郊に的を絞らざるを得なくなって・・北は厚田・石狩から当別・月形、南は南区・北広島、西は江別・南幌・長沼・由比町。 札幌40km圏内と言ったほうがいいかもしれません。

「手稲はどう?」って一緒に行ってみれば 「坂道が急で、私の運転じゃ自信ないわ」

「長沼は?」 「・・・地吹雪が多いって聞いてるし・・」

じゃ、札幌市内に目を向けると・・・高い。 小生の希望として、土地は最低100坪は欲しいので・・。 正直、土地代を抑えて、住宅にまわしたいと考えていましたし・・。

 4年前の話です。

 あいやばば考えました。 将来のことを。 どこか共通した趣味を持たせて・・・自然派に引き込まないと・・。

 この間の小生の努力と言えば・・・まず細君を山菜採りやキノコ採りに連れて行きました。

 山野草の写真を撮りに林道に入ったり、旭岳や樽前山に行ったり、ニセコに行ったり、ドライブを兼ねて自然に親しみを覚えてもらおうと画策しては徐々に脱都会を仕掛けたのです。

 今では彼女の30年来の友人も・・「え~~? あの○○ちゃんが~~???」と驚きの色を隠せないまでに自然派に衣替えをしつつあります。 ま、もともとが田舎の出身でもありますから素養は無くはなかったんです。

 山野草に関して言えば今では決して細くない細君のほうがうわ手です。

 話を土地探しに戻しますと・・・

 目をつけていたところが1週間後に行ったら「売却済み」の札が掲げられて・・シュンとしたこともありました。そこは石狩で売りに出されていた分譲地だったのですが、一区画160坪もあったのです。 確か860万程度だったかと思いますが、値段に躊躇していて、もっといいところはないかと探し回っているうちの出来事でした。 

 第一候補、第2候補、第3候補・・・と順位を付けてましたから、第一候補が売れてしまうと・・・じゃ第2候補って言う訳にもいかないんですよね。 なんとなく妥協って気になっちゃうし。
 
 これらは海外で仕事をしていて、短い帰国の間に見て回ったものですから、十分に精査できない弱みがありました。 決断を下すにはあまりにも時間がなかった。

 3年前になりますが、もう一度振り出しに戻って、帰国を前にいくつかネットで見ておいて帰国時に合わせて不動産の方に同行してもらったり。 そうして予定地は石狩・当別・札幌市内と絞り込んだ中に、今手に入れた土地がありました。

 それは駅まで歩いて15~20分。 200mにスーパーがあって、300mにドラッグストア、400mに総合病院。 土地はおよそ150坪。 値段は320万。 真冬の除雪状況も見て回りました。 石狩の分譲地・・・買わないでよかったぁ。 

 札幌にはちょっと遠くなりましたが・・・・山にはかなり近くなりました。 すこしだけ小生の希望は報われたと言っていいのかどうか・・・”自然”は周りにはありませんが車で10分走ればそこそこ山に入っていけますし・・。

結局細君の要望(むこうも妥協はしたかと思いますが)を大方取り入れざるを得なくなって、大自然の一軒家は儚く消え去ってしまってました。

 小生の初心とはかけ離れたものであることには違いありません。 でも分譲地ではなくて元は畑で裏と道路をはさんで前も畑。地主さんに話して宅地変更にすると言う条件で購入にこぎつけました。

 考えてみれば・・・結局・・・あの言葉から端を発してボディブローをすこしづつ食らっていたのです。

「山の中に家を建てて・・もしタバコが切れても近くに店なんか無いんだよ・・雪道10キロも20キロもお爺さんになって運転していくの?・・・田舎の雪は札幌どころじゃないんだよ・・・」

 この一言は小生にとってけっこう響きました。 雪国育ちではないし、結婚してもほとんどが海外で冬の北海道の経験は皆無に近かったので・・・現実を思い知れ!・・・と。

 でも・・まぁ・・今ではまったく後悔してません。 将来、働かなくなってからのことを考えると矢張りそこそこ便利な場所がいいと思うようになりましたから・・。

           操られたのはあいやばばでした。 ね。 

 そんなご亭主さん・・・たくさん居るんじゃないでしょうかねぇ。

 次回は設計の話です。



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 帰国決定! 10日間。 万歳! 
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家・・建てるぞー!
2011-08-11 Thu 22:52
ナマステ!

 石積みの山小屋を建てたあと、少し時間が空きました。 

 図面を書いてるときも、建てているときも、建て終わってからも・・まだ興奮は続いていました。

 海外で貯めたお金で、まずその当時住んでいた茨城の山里に土地を買いました。 

 その頃はまだ独身でしたから、好きなように使えたわけです。

 ところが・・・また仕事が入ってきて・・・一気に建設!っていうところまで行かなくなった事情が出来ました。 
 
 この頃はまだ必死に石を探していましたね。 

 仕事場はネパールなのですが、サランコットに2棟目を建てようと画策していました。

 色んな家族が来たのですが、時には2家族とか来るわけです。 

 で、時々一緒に参加して、ガキ共いやお子様たちに遊びのルールを教えたりして過ごしたのですが・・・親御さん達にすれば・・・一泊ぐらいは夫婦と子供と別々な家で過ごしたいよねぇ・・こんな素敵なとこなら・・・などとお世辞ももらい・・・んじゃこじんまりした家(コテージ)も作ってみっか・・と言うことになったのです。

 幸い土地は1700坪くらいあったので(立てられる場所は余りありませんでしたが・・)その中に8坪くらいだったら問題あんめぇーということで・・。

 でもまたしても仕事が・・・。 8割がた終えたところでストップ。

 その後働き蜂のように働かされて・・・働いて・・・現在もそのままなんです。 悲し!

 このころから少しずつ歯車がかみ合わなくなってきまして・・・

 茨城もネパールも頓挫したまま。

 それに輪をかけてややこしくなったのが・・・結婚です。 おめでと=!!(って誰も言わないし)

 道産子さんと目出度く結婚できまして・・・帰国時の生活の場が茨城から北海道に移っちゃったわけです。

 ど・ど・どーすんだ・・・茨城の土地は・・・。 現在売りに出しておりますが・・まだ買い手が付いておりません。 

 トホホ・・・です。 購入時の半額以下・・

買いですよ~みなさ~ん! ってチョっこし宣伝しておくか。

 この不況が足を引っ張っている! 何とかせんかい

 みんな菅・菅に怒ってるんだぞ! さむっ・・・。


 それはおいといて・・・憧れの北海道に、まさかのご縁で来てしまいました。

 北海道の皆さ~ん! 海外で仕事してますが、お金は北海道に落としていく覚悟でございますのでどうかよろしくパスポートにハンコくださ~~い!

 来春で10年。 早いものですねぇ。 

 結婚をしてから、家に対する衝動はもはやネパールではなく北海道に移りました。

 で、石だのレンガだのは少しづつ少しづつ頭の中から消えていくようになったのです。

 何故か? 北海道・・寒すぎーーーーーーピキッピキッ
 
 この燃料代が高騰してるご時勢に・・素人が隙間だらけの家作ってどうすんじゃ!

 ・・・・このことよ。(鬼平風に)

 普通の家で月3万円とか4万円とか言ってるのに・・隙間だらけの家だったら・・

 燃料代どうこうのまえに・・・・死ぬ・・・。



 でもまだレンガは諦め切れなくて・・せめて腰壁まで床から90cmまでレンガってどうでしょう?

 幅は50cmくらいで・・中に断熱材いれて・・・・。

 住宅フェアがあった時に訪ねたとある設計会社(今建てている会社ではありませんよ~)さんの答えは・・・うちはそーゆーのやってませんからねぇ。 外壁作ってその周りを囲うっていうならデザイン的に・・・

 ま、そうですよね。 そう答えますよね。

 仕事も忙しいし、地道にレンガを見て回ることも無く・・・

         レンガの夢は・・・塀で我慢するか・・。となった。

 遅くても3・4年前に着工!が・・・どうしてここまで延びてしまったんだろう。

  これには土地の選定で夫婦間の厳しいバトルが・・・・。

  大体そーぞーがつくかと思いますが・・・それはこの次。 土地の話で・・。



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 皆様にお礼を申し上げます。 たった今、ブログ順位を確認しましたら思いもかけず20位台まで順位が上がっておりました。 今日はたくさんの方にポチポチしていただきました。

 小生、ブログの最後のところに解析用のバナーを貼り付けておりますが、これで確認しましたところほとんどがリピーターの方々でした。 一時期バナーを外してランキングを遠巻きに見ておりまして、それでも沢山の方が見に来てくれていたことは承知しておりました。

 新しい分野でまた書いてみる気になって、こうやって後押ししていただきまして本当に有難く思っております。

 これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。 たまには海外の記事も書きますのでお忘れなく。
 
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ネパールの家
2011-08-11 Thu 01:20
ナマステ!

 木と土という素材に触れてみて自分なりにイメージしてきた将来の家、それがネパールで一から考え直す出会いがありました。

 ネパールは小さい国土の割りに、多様な家が存在します。 

 カトマンズ盆地はレンガの家が主流ですが、上質のスレート石の取れるところは石積みの民家が点在します。

 レンガを製造できない土地や山岳地帯はほとんどが石積みの家です。 綺麗にレンガ状にカットして積まれている家もあれば泥を繋ぎとして積んでいって表面を泥で塞いで壁を白く塗ったり、地元で取れる赤色の土を泥状にして塗っている家もあります。

 大概は2階建て3階建てで、石の間に木を挿して並べ屋根の支えや床の支えにしています。 

 上質のスレート石は鉄平石と呼ばれる石で厚みは約1cm程度に剥がされて屋根の材料になります。 

 また、南のタライエリアの家々は高床式で木組み工法の土壁というのもあります。 多種多様です。

 ですから、長い時間車で移動しても少しずつ変わる景色にそれほど飽きが来るということもありません。

 もっとも5回も6回も同じ道を移動となると流石に車で寝てますが。1回の移動時間が最低2時間から15時間くらいに及ぶので、何かしらに目的意識を持ってないと辛い移動となってしまいます。

 もっぱら、小生の場合、山野草、野生蘭に始まって、昔ながらの家、動物等々けっこう目を光らせながらのたびになることのほうが多いです。 

 さて、話を戻すと、石もありかなぁと思いました。 これは後年、ここ10年程の思い入れです。

 実は、今から11年前、ポカラから少し行ったサランコットの丘という景勝地への尾根沿いに山小屋を建てたんです。 

 それまでも石積みの家は少なからず見てきましたが、ポカラからバグルンロードを通って7.8キロ行ったところにヒャンジャという部落があり、そこでかなり立派な石積みの家を見て、色々聞いたらその先のノーダラで採掘しているらしいということがわかった。

 美味しいビールを飲みながらヒマラヤを見たい! という思いはそこで結実しました。

 これがその山小屋です。 

 正面は階段を上って玄関。 東向きです。
山小屋北東側より
 <設計施工byあいやばば> 

基本的に個人的に楽しむ山小屋です。 友人を大勢連れてきてBBQをやったりできる設備も備えてありますが・・・ここのところずっとご無沙汰で・・報告によるとかなり手直しをしないといけない状況だそうです。

山小屋前庭とBBQかまど
前庭と奥がBBQ台とかまどです。 ここで正面にアンナプルナ山群がドーンと見えます。

 これは実は独身時代の産物です。 仲間3人による共同出資で、一応フリーで時間が作れる小生に建設のお鉢が回ってきました。 役得!

 大先輩で山屋の人が「10人以上が雑魚寝出来るスペースが欲しいなぁ。」っていうんで、部屋を設けず、通常の夏山の状況で寝たとすると・・恐らく・・20人以上は一度に泊まれます。が基本は4~6人がゆったりという感じでしょうか。 知人(日本人)の家族(ネパール駐在とか)も良く泊まりました。  

 間仕切りのない(トイレとシャワールームはありますけど・・。)山小屋の中はざっとこんな感じ。

 ロフトです。 北側と東側に窓を設けてあってそれぞれから山を眺められます。
ロフト キッチンから眺める

 テーブルをどけると囲炉裏です。
居間とキッチンカウンター

 オリジナル自信作 木組みの螺旋階段。 作り方はひ・み・つ。
螺旋階段

 ちょっと暗くてすみません。 蔵書400冊程度、漫画20種。 でも何故か今は少ない。
玄関とリビング

 ここから望遠で撮った写真がこれ。

 マチャプチャレ 朝焼け
朝焼けのマチャプチャレとトンビ

 夕照のアンナプルナⅡ峰
アンナプルナⅡ峰夕照

 ポカラのイメージはマチャプチャレ(英名:フィッシュテール)聖なる山ですが・・小生はアンナプルナⅡ峰の女性的な山肌がだ~~~い好きなのです。

朝焼けのアンナプルナⅡ峰

 けっこう印象的な山ですよねぇ。 どっちかっていうと、この山に向かっていつもビールを飲みます。

 で、下界に下りたポカラの町並みの一つがここオールドバザール。

ポカラ オールドバザール

 で、もうちょっと歩いてサランコットという丘の下にある村落からみたマチャプチャレ。

サランコット村からマチャプチャレ

 ここは北側を向けばいつもマチャプチャレが座っています。 標高は7000mを切る程度ですがその山容は堂々としててカッコいいですよね。 

 かなり手前にある山なのでここでは一番高く見えます。

 地元民に問うと「あれが一番高い」と素直に答えます。遠近感とか説明しても譲りません。

 なんせ 聖なる山なので、いまだてっぺんに立った人はおりません。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 こーゆーところに惚れて、このころは家は石積だ!と頑固一徹でした。

 カトマンズ盆地に作られた寺院の多くはトラディショナルブリックと言ってテーパーが付いた特別なレンガを使用しますが、これは一見に値します。 なかなか美しいです。 

 一般的な化粧レンガも悪くないです。 例えば北海道庁や東京駅に使われたレンガですが、これも味があります。

 日本ではサランコットのようなスレート石は出回ってないし、入手困難なので・・・

 その思いは・・・・虚しく空振り・・でした。

 で、次に思い浮かんだのが・・・レンガです。

 なんだかんだ言っても他に代案は浮かんできませんでした。 

 カトマンズのレンガ工場に足を運ぶと・・

 「うちは日本へも輸出している」というんです。 今から10年以上前の話ですが・・・居たんですね。

 カトマンズのレンガに魅せられて日本へ輸出した人が・・。

 ところが・・・品質は地に落ちてて・・とても構造物には使える代物ではなかった。

 ただ、その後に行ったバングラデシュでは良質のレンガに出会えて、一時はコンテナ2台分輸入しようかと思ったほどです。

 でも残念ながら・・・手配する時間が作れなかった。 輸送費を考えると国内輸送も含めて1個あたり100円くらいになる。 大きさから考えると高くは無いが・・小生輸入できる資格を持ってないので、代行を頼むと・・・経費が数10%含まれちゃうから・・・その時点では・・断念。

 でも・・正直・・・バングラのレンガは安くて品質いいですよ。(味と言う意味で) 

 品質というともちろん日本のレンガが一番いいですが・・・味わいが無さ過ぎ。どれ見ても一緒ですもん。

 あほか?っていいたくなります。 

 どうして、昔レンガを焼こうとしないのかわかりません。

 ガーデンショップで売っているヨーロッパのレンガも悪くないですが、みんなと同じものを使いたくないと言うのもあるし・・・あれは家の壁にはまったく使えない。

 そんな意味では、昔のレンガはいいですよねぇ。 

 北海道はそこら中にまだまだレンガの建物が残っていて、「あれ?こんなところにもある!」って感激の連続です。

 でもそんなレンガもプレミアが付いてびっくりする値段になってますし・・。

 そんなわけで、今の家を建てるまではまだまだあきらめてなかったレンガです。

 今回はこれでお終い。 次回は「家・決断の巻」です。



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  皆さんのおかげで昨日は60位台まできました。 ありがとうございます。  
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スペインで感じたこと
2011-08-08 Mon 22:28
ナマステ!

 ログハウスに左程の魅力を感じなくなったことは書きました。

 これでもかっ!っていうくらい圧倒的な物量の木の中にいるとやっぱり障子とか土壁とか他の材も混じっていた方が落ち着くと思うようになりませんか? 小生だけでしょうか?

 ヨーロッパを旅行していろんな国を見てきて・・・色んな形の屋根や壁・窓を見てきて・・といっても建築様式を見に行ったわけではありませんがやっぱり比較したりしますよね。

 一番落ち着いたのはスペイン・アンダルシア地方の白壁の家々でした。

 ドイツやスイスに見られる重厚さはそこにはありませんでした。

 浜辺は北欧美女でムンムンする熱気・・あっ・・関係ないね。

 不正確な曲線が生む安らぎ感とでもいうのでしょうか。 大工さんや左官屋さんは一応ちゃんと正確に作ってるつもりなのでしょうが・・・きっちり・・・という言葉はそこには当てはまりません。

 でもねぇ~~~なんていうか・・・味があるんです。  

 日本人の目からすると・・いい加減だなぁ・・と思うのですが、そのいい加減さは日本人の職人さんでは絶対作り得ないものなので恐らく大方の職人さんは否定するでしょう。

 そのスペイン人だからこそ出来る味が至るところにありましたね。 彼らの感性は日本人の対極にある気がします。

 スペインのアンダルシア地方はレンガに泥を塗って白いペンキというのが壁の一般的な作り方で(でも今はモルタル仕上げだと思いますが・・)地中海沿岸地方はスペインに限らずギリシャもみんな一緒でしたね。壁の泥がはがれればまた塗りなおして・・。 昔の日本家屋も同じかな。少なくても小生が子供の頃住んでた家はそうでした。

 2階のベランダや店の看板を掲げる鉄物・・これも左右対称とか連続系なんですがドイツやスイスのようなきっちりさはありません。 でも手作り感、統一性の無いデザインがまさに自己主張してて隣同士と上手く調和している。(きっと鍛冶屋さんは一緒で、デザインは紙に書いてこんな風に・・で終わってるはず) うちだけちょっと目立とうという魂胆や遊び心が見え隠れしてます。 でもスイスではそれはありませんね。 みなどのうちも表に面しているところは同じプランターに同じ花を飾って・・・違う界隈では違う花を。

 それはそれで綺麗ですが、画一的で面白みにかけます。ここら辺が天の邪鬼たる所以かもしれません。

 でもスペインのそれは・・花の種類もまちまちですが、みんなそれぞれがそれぞれで好きな花を飾って思い入れを自慢しあう。 でもそこにはあんまり誇張は感じられなくて、でも行き交う人の目にはほっこりさせてくれるものがある。
 恵庭の恵み野団地ほどの華やかさは全く持ち合わせてないけれど、各家庭がちょっとの合間に出来る程度に留めて花はあくまで脇役に徹しています。 
 屋根も素焼きの瓦を置いて・・一部に種が飛んで花が咲いていたり。 

 主役は矢張り白壁と赤茶色の屋根。 全ての家が皆同じ造り。 でも少しづつ・・・何かが違う。

 じゃ和風でいいじゃないかという意見もありますが・・・またちょっと違う。 侘び寂びを知るところまで行ってませんし。 奥が有りそうだし何か哲学的な・・逆に硬い感じもして・・・小生にはちょっと窮屈な感じもします。 第一落書きが出来るような雰囲気じゃないですよね。 床の間の柱には多分誰も意図的に傷は付けないだろうし。

 土やレンガや石とか木以外の材を持ってくるということで木にはない別の安らぎ感はスペインにも純和風にもあるけれど、それはそれぞれ日常と芸術の空間にいる違いです。 純和風はなんとなく芸術ですし、その中に住む人間はそれを日常から維持すべく毎日せっせと磨きをかけますが・・アンダルシアのそれは・・・きっと酔っ払って自分ちの家の壁に立ち小便をしても・・平気。


 そんな家々の中で、暮らし方でも全体的に怠惰なアンダルシアは長逗留したくなりますね。 自然と。(実は9ヶ月も居ちゃいました)

 3ヶ月以上仕事をしないでいて今後の不安感が無かったのはスペインだけですね。

 でもそういう心地よさだったらログハウスだって十分出せます。 丸太そのものは皆違う顔を持っているし・・ただそれは大自然という中にあるなら似合うと思うしだからこそ安らぐのだと思います。

 でも街中に建てるならどうかな・・。 不釣合いな気がしますね、小生は。

 家を建てようと思った若いときは懐の心配をよそに夢だけ追って大自然の中の一軒家を目指してました。

 だから丸太小屋という発想になったのかと思いますが・・・現実は甘くなかった。 お金が掛かる建物だったってことですね。 坪単価100万以上? これを30万にするには大工仕事から板金から設備の仕事まで全部一人でやらなきゃいけないし・・・とにかくログの勉強をさせてもらっているときに大方の夢は消え去ってました。 

 それだけの信念も持ち合わせていなかったただの夢見小僧だったわけです。 大体無職のときにそんなこと考えたってことだけでも頭がどうかしてました。

 もともとログビルダーを目指していたわけではなくて、自分で建てるための勉強でしたから・・。その時点でもう負け組みですよ。 どこかに言い訳を作っていましたから。 

 そのあとログビルダーを続けながらでも信念を持っていれば夢はかなっていたかもしれないし・・・体力的にもハードだったけど(皮むきが一番泣きましたが・・)やってることは楽しかったですから。テント張って自炊で毎日現場に出てましたし・・。

 まだ、土地もない金も無いという時、暗中模索で・・俺の将来ってなんだ?・・って思っていたようなときでしたから・・あの時お金持ってなくて良かったですね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ま、いろんな国を旅して色んな建物を見て少しずつこれもいいなぁ、あれもいいなぁ、このバルの雰囲気最高だなぁ・・・とか思ってみてましたし、人々の生活も見て・・昼間っからワイン飲んで畑仕事にも出ずに夕方まで寝て少し涼しくなってからまた働く。 そのリズムが好きでした。 そーゆー仕事で金がもらえるならいいなぁ・・とほとんどキリギリス状態になってました。
 
 話がすこしづつ脱線して行ってる気もしますが・・・街中や集落があるところだったら・・そこそこでいいんです。 丸太小屋は要りません。 

  そんな思いを背負って日本に帰国したら・・・ネパールでの仕事が・・・。

 ここでまた新しい魅力を感じる建物に出会いました。

 この続きはまた次~~~。


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 スペインのチョリッソ・・究極の酒の肴だったなぁ
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ログハウスのこと
2011-08-07 Sun 10:47
ナマステ!

 あいやばばの家造り第1弾! 

 と、その前に・・・家に関しての思い入れの変遷。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 皆さんは家というものに対してどのようにお考えになっているのかわかりませんが、小生は20代のころから

 「家は自分で建ててなんぼじゃ!」

 と思ってました。

 高卒後10年間勤めた会社を辞めて、放浪の旅に出たのが北海道。

 ま、良くあるパターンですね。 そのころの愛読書が・・・

 「ウッディライフ!」 でした。

 その中で確か不定期に特集として丸太小屋を取り扱って本にしていたように記憶してますが・・・この本が・・・実はく・わ・せ・も・の

 私は自分ひとりで丸太小屋を作りました!とか、仲間と一緒に丸太小屋・・・とかとか・・・

 とにかく30年近く前のことですから丸太小屋もログハウスという名前に定着してきた頃ですよね。

 カリスマ的な存在がその当時数名居ましたねー。 かの三浦雄一郎氏の弟さんなんかもカリスマではありませんでしたが・・・有名でした。

 そんな自分はその本の中にあった「あなたもログビルダーになれる!」的な一文にほだされました。

 当時旅行好きだった青年は憧れの北海道に旅立って・・・そのログビルダー目指して・・・

 修行に?行きました。 理由は簡単。 安く作れると思ってたんです。

 スプールスという丸太がその当時1本2~3万円で買えていまして、50cmの基礎の上に2.5mの高さまで積んで約8本。 7mx7mという大きさ(49m2)の家を建てるのに32本。他に25m2の部屋を足しても・・ つまり・・100万以下で壁の材料がそろってしまう・・・と。 

 じゃ、屋根とか間仕切りとか他の建材も合わせたって200万あれば出来ちゃうわけ?・・

 と、単純に考えたわけですよ。ま、実際には輸送費とか基礎代とか足場・クレーンとかもろもろあってとてもそんな金額じゃ無理でしたが・・・それでも600万なら出来るな・・と。

 今のログハウスはその当時とは比べ物にならないくらいに技術も進んで、色んな工法のログハウスが各社から出ていますが、その当時は・・・隙間が出来たら苔で埋めるとか・・結構大雑把な組み方でした。

 実際生木に近い皮が付いたままの木を皮むきから初めて組んでいくと、1ヵ月後・・1年後とどんどん縮んでいって丸太の直径は30cmが1割以上小さくなっちゃう。 それも計算済み・・・とか言ってましたが、その実隙間が発生するのはねじれも関係していてそんな悠長なことですまない場合があることもわかってきました。

 最初の1ヶ月は授業料払って「ログビルダー養成所」で毎日チェーンソーとのみを使ってノッチを切ってました。 単純な作業で要は体力勝負です。早くしかも正確にノッチを切れるかどうかがログビルダーとしての腕といったところだったでしょうか・・・その当時はそんなものです。

 1ヶ月終わった時点でまだ物足りなさが残って授業料を払わずにタダ働きでまた1ヶ月居ました。

 基本的なやり方はだいたい覚えました。 でもそこの校長?・・これが仮面を被った極悪人でして

 なんと・・・練習用の家だと思っていたその丸太小屋は実はお客さんから注文を受けたものだったのです。

 せこい考えですよねぇ。 言ってみれば素人が作った”家”を売っていた訳ですから。

 2ヶ月もやればそこそこいっぱしのログビルダー?でしたね。 一応商品を作っていたわけですから・・本人達知らない間に。 その当時ログビルダーなるものは大なり小なりその程度で威張っていました。 我々の先生達もそうでした。

 ちなみにそのオヤジは北H市で今も同じ商売をしているそうで・・・同じように素人さん騙して懲りずにログビルダーごっこやってるという話です。 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 でもあいやばば・・・丸太小屋からきっぱりと縁を切りました。 

 魅力を感じなくなったんです。 どこを向いても木・木・木。 圧倒的過ぎるんです。

 トイレの壁まで丸太っていうのはどうもおかしい・・・と感じ始めたんですね。

 逆に落ちつかないし・・何か物足りないんです。 木だけだと。 

 そう思う人も多いのではないでしょうか?

 その数年後スペインで放浪というか・・・やっぱ放浪。 
 
 ここで少しづつ家に対しての考え方が変わっていきました。

 でも丸太をまったく使用しないって言うことまでは否定しませんでした。 一部ならいいかな?くらいでしょうか。 色んなバリエーションが見えてきたんです。

 続きはこの次~~~ということで。



 でわでわ また


 久しぶりのシンガポール。カトン散策・・意外な発見。 
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